2015年7月9日木曜日

天神祭には人と人を結ぶコミュケーションツールがある!

「つひまぶ天神祭号」発刊からひと月余り、読んでいただけましたでしょうか?

つひまぶ天神祭号には、すべてを網羅することは不可能で書き足りないことが、
まだまだいっぱいあるのです。

そのひとつが「大阪締め」

大阪締めとは「手締め」のひとつで、手締めは大きくは「江戸型」と「大阪型」に分かれます。

手締めは何のために行われるのでしょうか?
何のトラブルもなく無事終了したことの締めくくりとして、物事の成就や成立を祝って行われるのが一般的。
「成立」「妥結」「決着」「和解」の証明であり、このセレモニーを「手打ち式」といいます。

手締めはどのようなところで、どのようなときに行われるのでしょうか?
証券取引所の年始「大発会」年末「大納会」、
大相撲千秋楽の表彰式後、
酉の市での縁起物の売買が成立したとき
市場の初荷、初取引、
歌舞伎や落語の襲名披露など、
に行われ威勢よく手を打って次に進もうというのが手締めの心です。

手締めの起源は、神社における「柏手」という説があります。
古代人は相手に対して、手に武器をもっていないことを示すため柏手を打って、経緯を表したといい、手締めもこれと同じ意味を持つと言われ、これは現在の大相撲にもみられる行為です。

江戸型は「3.3.3.1」
「いよ~ パパパン パパパン パパパンパン」というリズム
これを3回繰り返すのが「三本締め」、「江戸締め」と呼ばれ、浅草の「三社祭」が発祥と言われています。
江戸時代には歌舞伎や落語の襲名披露、「酉の市」で行われ全国的に広がったそうです。
「三本締め」を省略して、一回だけにしたのが「一本締め」、
「一丁締め」は「いよ~パン」と一回だけ打ち鳴らしたもので、一本締めを簡略化したものです。
全国的にはこの江戸型が標準と言われています。

大阪型の発祥には諸説ありますが、
「打ちまぁ~しょ、パンパン」
「もひとつせぇ、パンパン」
「いおうてさんどぉ、パンパンパン」
「めでたいなぁ、パンパン」
「ほんぎまりぃ、パンパン」
以上の5節が生國魂神社の例祭で囃太鼓に合わせた手締め、一般的にはこれが「大阪締め」の発祥と言われています。
生國魂神社の簡略バージョンが、江戸時代に天神祭で有名になり、堂島の米市場で取引の成立の証に使われ、広まって現在の「大阪締め」になったと言われているそうです。

「大阪締め」の手締めがなぜ、短くなったのか?
天神祭の発祥は船渡御です。流れの速い川では、行き交うときに5節では長いので間に合いません。それで、後ろの2節が省略されたのではないかということです。

天神祭の「大阪締め」
「打ちまぁ~しょ、パンパン」
「もひとつせ、パンパン」
「いおうてさんど、パンパン パン」

この大阪締めが行き交う船と船、人と人を結ぶコミュニケーションツールになって祭の気分が盛り上がる。
ここにも、天神祭の醍醐味がある!

今年、船から「大阪締め」と声かけられたらやってみてくださいね。
わからないという方は、リンク見て練習してみてね~♪
http://k-conny.blog.so-net.ne.jp/2010-07-02
大阪締め以外にも、天神祭の提灯に注目!

天神祭の提灯は、町によって書かれている文字が違うんです。
何のためって?外から来た人とのコミュニケーションツール、「これなんて読みます」なんてね。
そこから、話が広がって行く。 祭ってそういうものだそう・・・

江戸時代から天神祭にはいろいろなところからたくさんの人が来ていました。
昔は、幔幕を張って縁台を出して、自慢の物を飾って、軒に提灯を掲げて、来客を迎えたそう。

今でも、このようにしているところがあります。


天神祭で花火を見るだけでなく、こういうツールを使って楽しむ方法もありますよ。
今年は「つひまぶ」を持って今までと違った天神祭の愉しみ方をしてはいかが?