2015年2月19日木曜日

「 郷土研究 上方」をご存知ですか?

2月が、逃げようとしています。
少しずつ、日が長くなっていることを感じる今日この頃。
春はそこまできています!



さて、今回ご紹介するのは、『郷土研究 上方』です。
昭和6年創刊。
昭和19年まで毎月発行され、全部で151号。
昭和44年に復刻され、全11巻、別巻索引を含め16冊にまとめられました。

縁あって、復刻版をそろいで入手しました。
これが、ご紹介せずにはいられない素敵な研究誌なのです。
私は、研究者ではありませんが、研究を目的としなくても、読む楽しみがあります。

まずは索引。
みなさん、索引て利用されますか?
私は、索引が大好きで、入手して最初に開いた巻は別巻でした。驚いたのは索引の項目と、総目録として全151号分の目次があること。



索引の項目は「学芸・工芸・演劇・芸能とそれらの周辺」「宗教・信仰およびその周辺」「政治と闘争およびその周辺」など、8つに分けられ、さらに中項目として150ほどに分類されています。8つの大項目にふくまれないものももちろんあり、雑項目としてまとめられています。関連項目が探しやすいので便利です。そして、目的以外の項目に魅かれて、あらぬ方向の記事を読んでしまうこと間違いなしです。
総目録は、利用してみると、索引にはない便利さと楽しさがあります。表紙の絵を探す際などには特に!特集号も多いので、特集内容をさっとみるときにも便利です。
そんなわけで、索引と目次をみて、数時間経過なんてことが起こってしまいました。

本編について簡単に。研究誌ですが、どの号を読んでも、論文ほど堅苦しくなく読みやすい内容になっています。明治はちょっと前のことなのに遠くなった、というような文面をみると、昭和初期の人にとっての明治は、今私たちが昭和を思い出す感覚に近いのだな、とハッとさせられます。
また、創刊時から「大阪の行事巡り」が開催されており、第一回目は「天王寺のどやどや」とあります。行事巡りは毎号募集があり、次号にその見物記が掲載されています。いまでいう、まちあるきですね。まちあるきに参加する楽しさがあり、1ヶ月後には次号に、そのときのことが掲載される。思い出が形となって残ることになり、2度楽しいですね。まちあるきの様子は、文章と絵と写真で紹介されるので、今読んでもそれだけで面白いページです。行事の内容もさることながら、行事に参加する人々の様子が描かれているので、そちらも昭和初期の雰囲気を伝えてくれていて、何重にも楽しめてしまいます。

特集やメインの内容以外にも、惹きつけられる箇所が多く、とても毎月でていた雑誌とは思えない充実ぶりです。
面白い記事を見つけては、ブログで紹介していきたいと思います。



どうぞお楽しみに〜!