2014年11月10日月曜日

天に昇るきつね様

実はワタクシ、こう見えて結構デブ症なんです……いや、違います。字が違います。出不精なんです。

ヽ()`Д ´( )ノ ←間違えんなこら~

休みの日などは、家に居て、ごろごろ~っとしている方が多いんですね。何故そうなったのかわかりませんが、いつの間にか外に出歩こうというのがもうおっくうになってしまいました。

しかし、用事で出かけなきゃいけない時もあるのです。今日も用事があるんです。まあ、梅田あたりで所要時間5分で片付くんですがね。ただ、それ以外に用事はありません。

せっかくですから、どこかにぶらぶら行こうからなあ。と思い、梅田の地下街を彷徨うことに……


で、大阪駅前第1ビルにやってきました。地下1階です。そう、つひまぶ第1号で登場した「純喫茶マヅラ」があるところですわ。私は、実はまだ中に入ったことがなかったのでした。ふむふむ。宇宙空間でコーヒーを飲んでくつろぐ。どういう感じなんだろう?ちょっと行ってみたくなりました。入ろうかと思ったのですが、あいにく私の財布の中身は空っぽ。こういう時の段取りの悪さは天下一品です。しょうがないので、銀行かATMを探そうとしたその時、近くにあったエレベーターホールに、、、、、、、、

「福永稲荷大明神参拝の方はエレベーターで屋上へ」と案内が書いてあるのです。

(゜ρ゜)?????

え?なんで屋上に神社があるん??????

一瞬思考が停止しました。屋上に神社。しかもエレベーターホールに参拝者は屋上に行けという案内。そんなに案内するほど有名なん?どういう経緯で屋上に?

よく考えてみると、屋上に神社の祠が建てられてあるビルとか多いじゃないですか。高架の電車の車窓から、たまに見かけませんか?あのたぐいのモノなのでしょうか?しかし、普通ビルの屋上とかは、上れないんじゃないの?(雑居ビルとかは防犯の関係上、特に)一瞬のうちに、かけめぐるいろんな想像。実物を見なきゃ答えなんか出ていきません。

まあ、参拝の方は~とか書いてあるんだから、とりあえずエレベーターで行ってみることに。


屋上に到着しました。が、エレベーターホールは人影すらなく、照明も消され、そもそもテナントもない、ないないづくしであります。屋上に通じるドアも、ひとつを残して全て施錠。使われていない物が置かれて…物置って物が置かれているから物置って言うんだね。と、改めて漢字の偉大さを思い知りましたわ。





そうじゃない。
とにかく、ドアが開いているので外に出ます。なるほど。夏場はビアガーデンをやっているんですね。調理場があったり、机・いすなどが積まれていたりします。提灯はあえて撤去せずに周辺の柵に吊られています。

さて、北西角になにやらそれらしき物を発見。近づきます。

(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ
あったよあったよ。おいなりさんですよ。本当にあったんですね。




祠の脇には、この狐塚(おお、そうなんだ)の由来について書かれています。要約すると……

  • 南北朝時代の応安年間(西暦に直すと1368年から1374年の7年間)に、渡辺さんが建てたものが最初。渡辺さんって、もしかすると渡辺党と関係あるのかな?<どうもそのようです
  • 明治初年に露天神(お初天神ですな)の一座(一緒?)になった。
  • 明治42年の北の大火(曾根崎一帯が大火災に遭ったことです。)で、この祠だけが焼け残って、焼けずの稲荷と呼ばれていた。
  • でも、大阪大空襲では罹災(りさい)したよう。ということは、焼けちゃったか壊れちゃったか、何らかの被害に遭ったということでしょうね。
  • 戦後、地元の人が、元々あった場所(つまり、この1ビル付近?)に祠を再建したんだけれども、大阪駅前再開発で立ち退きとなる。
  • 色々あって、(補償問題とかそこらへん)駅ビルの屋上に再建したと。
  • このあたりにあった曽根崎商店街は稲荷山通という通称名を持っていたのは、ここに祠があったから。のようです。

へえええ。いろんな紆余曲折があったようですね~


この大阪駅前第1ビル、説明のとおり、大阪駅前市街地再開発として、最初に出来たビルです。当時、大阪駅前の周りには阪急・阪神の百貨店と、中央郵便局くらいしか大きなビルはなかった時代。さぞやおいなりさんも、最初はお家が高くて目を回していたかもしれません。天に昇るおきつね様ですな。


さて、最近ではうめきたやら西梅田の再開発やらで、駅前第1ビルは高層ビルとは呼べないくらい、普通のビルになってしまいました。

屋上からは丸ビルが絶景で、ヒルトンや大阪駅ビル、新しく建て替えられた阪急百貨店なんかが見えますね。西側は西梅田シティのビル群で、福島・大淀方面が見えなくなっています。昔は見えたんでしょうねー




実を言いますと、ワタクシ、狛犬やおいなりさんが大好きでありまして、神社に行っては狛犬やおいなりさんを撮るという趣味があります。とりあえず、おいなりさんを撮りましょう。




おいなりさんは、狛犬と違って阿吽(あうん)のポーズをとりません。しかし、口にはいろんな物をくわえているんです。

向かって左は長い物。巻物をくわえています。ワタクシは、これをゴボウ巻きと呼んでいます。
右は丸い玉。神様を表しているんだとか。ワタクシはこれを煮玉子と呼んでいます。
おいなりさんは食いしん坊って事ですよ。(違うから)



ゴボウ巻きと煮玉子……寒さが身にしみてきた今日この頃。さあて、おでんでも食って帰るか。(マヅラは?)