2014年7月22日火曜日

天神祭には不思議がいっぱいだ~

天神祭には不思議がいっぱいだ~
 
愛染さんに始まって住吉さんで終わる大阪のまつり
生国魂大祭・天神祭・住吉大祭が大阪三大祭
その中でも天神祭は、祇園祭・神田祭とならんだ日本三大祭のひとつです。
 
天神祭は花火と船渡御で紹介されるお祭りですが、
本来は大阪天満宮夏大祭、夏越しの大祓えです。
 
普段、本殿奥に鎮座されてる「天満大自在天神」が
氏地の平安と氏子の安寧をご覧に出て来られます。
これが陸渡御・船渡御になります。

船渡御や花火・夜店に目がいきますが
ちょっと見るところを変えると面白いですよ~
天神祭って不思議がいっぱいなんです。
 
不思議その1
天神祭には神輿が二基あります。
鳳神輿と玉神輿
見分け方は上に鳳凰が載っているのが鳳神輿
宝珠が載っているのが玉神輿です。

 
 
 

神輿とは神様が乗る輿のこと
天神祭の神様は「天満大自在天神」すなわち道真公です。
では、なぜ神輿が二基なんでしょう。
 
平安時代、都では疫病が流行り多くの人が亡くなりました。
その疫病退散を願い二基の神輿を川に流す祇園御霊会がありました。
この祇園御霊会の神輿が祇園祭の神輿の起源であり、
天神祭の鳳神輿・玉神輿の起源と言われています。

明治になって廃仏毀釈令が公布されるまでは
鳳神輿に道真公の御霊、玉神輿には法性坊尊意の御霊をお乗せしていました。
道真公は学問の神である前に雷神として恐れられていました。
その雷神である道真公を法力で抑えられるのが天台宗高僧法性坊尊意です。
なので、二基の神輿が一緒に渡御列にあるんです。
明治9年から御鳳輦に道真公の御霊、鳳神輿に道真公の祖先野見宿祢の御霊を
玉神輿には手力王命の御霊が乗っています。
 
不思議その2 
 
 
天神祭前、天神橋、難波橋には祭提灯を飾ります。
 
上の写真をよく見ると天神橋の中央までしか提灯を飾っていません。
提灯が足りなかったから?
実は天神橋の橋の中央から南側は生国魂神社の氏地なんです。
昔は氏地を巡って争いがあったこともありましたが、今はお行儀よく分けているんですね。
 
不思議その3
最後にこの写真はどこかご存じですか?
 
何にもないところに鳥居だけ?不思議な光景です。
でもここは天神祭にとって重要な場所なんです。
天神祭は夏越しの大祓です。
7月24日この場所で鉾流神事が行われます。


この鉾流神事が天神祭の起源です。
人々が日頃犯している罪穢れを人形に託して川に流す神事 
神様に代わって神童が人形と鉾を流します。
ここから25日の本宮へ天神祭が催行されます。
 
鉾流神事は鉾流橋北詰めで7月24日9時から始まります。
どなたでも参加できる神事ですので行って見てください。

不思議がある天神祭、花火や船だけでなくこんな風に祭があるんだなぁ
と見るのも楽しくありませんか?