2014年7月24日木曜日

おおさか・きた・おもちゃ病院で、おもちゃを治してもらいました~


 おおさか・きた・おもちゃ病院は、天神橋筋7丁目を西へ入った、北区大淀老人福祉センターの中にあります。お隣の音色つばさ保育園のきりんの階段がちょうど良い目印。

東側にある音色つばさ保育園のきりんの階段
大淀老人福祉センター&子ども子育てプラザ入り口
7月26日(土)は「キラキラおおよど夏祭り」が開催!

 この建物は「子ども・子育てプラザ」が併設されていて、玄関を入って左側が老人福祉センター、右側と2階が子ども・子育てプラザです。ちょうどこの日は小学生対象のバルーンアートの講習会があり、1階では乳幼児を連れたお母さんたちが子どもと一緒にゆったりと過ごされていました。
 老人福祉センターに入り、囲碁や将棋を楽しんでらっしゃる方々の横を通って左側に進むと、おもちゃ病院の部屋があります。

 月に1回、毎月第1土曜日の午後1時半に「開院」します。
 おもちゃ病院は、ボランティアの方(おもちゃドクター)が無料でおもちゃの修理(治療)をするものです。(部品代などは実費です。)
 私が行った時には、もう既に、おもちゃドクターの皆さん方が作業をされていました。

治療中の車のおもちゃがあります。運転席のイラストがちょっと古めかしい感じ。さっそく持ち主の方にお話を聞いてみました。


 少し年配の女性の方だったので、お孫さんのおもちゃかな?と思ったらそのとおりで、なんと、32歳になられる息子さんが小さい時に使っていたおもちゃを、お孫さんにと思って今まで保管してらっしゃったそうです。今日はわざわざ高槻から複数持って来られてました。
 息子さんとお孫さんの2代に渡って、修理して使ってもらえるおもちゃも幸せモンやなあと思いました。きっと、「これ、お父さんが小さいときに使こててんで。こないして動かすんやー」とか会話がされそうです。ちょっとええですね。
 皆さんで手分けして修理して、無事治ったので「即日退院」となり、嬉しそうに持って帰られました。横で見ていただけの私もにっこり。

 次の患者さんは、お兄ちゃんの車のおもちゃを持って来られた小さな女の子とお母さん。お兄ちゃんが、全部分解しちゃったそうです。ほんまにバラバラ。
「う〜ん、これは〜‥。一生懸命壊したんやなあ。(笑)」
みごとにバラバラになった部品、車輪、車体
 結局、この車は部品が足らなくて、ドクターが部品を自作しておられましたが、やっぱり時間がかかるとのことで「入院」(ドクターの家へ持って帰って修理)となりました。
そして後日談ですが、このおもちゃは、別の日にドクターの皆さんで集まって検討会をされたそうですが、足りない部品でどうしても作れない部分があり修理できなくて、「ごめんなさい」となったとのこと。そんなケースも時々あるそうです。だってメーカーさんとかと違いますもんね。仕方ないですよ。

 さて、他の人のおもちゃの修理を眺めていて忘れそうになりましたが、実は私、修理お願いするおもちゃを持ってきてました。プラレール大好きな男の子のお母さんから預かってきてたんです。さっそくカルテに記入。


チャギントンのエメリーちゃん。なんとなく困った顔。

 「プラレールの持ち込みは多いけど、故障の箇所はその度違うから、そのたんびやってみなわからんねん。」とのこと。私が預かってきたエメリーちゃんも単純な修理かと思いきや、皆さんであれこれと推理?しながら作業されてました。無事に修理してもらいました。おかげさまで持ち主の男の子もお母さんも喜んでました。ありがとうございました。


 ゆったりした雰囲気の中、ドクターの方にいろんな話をお聞きしました。

 おもちゃ病院は各地にあって、この、きた・おもちゃ病院を中心に活動されているメンバーは10人、他の区のおもちゃ病院の所属だけどキタに応援に来られる方が7人ほど。逆に、きた・おもちゃ病院のメンバーの方も他のおもちゃ病院に応援に行かれるそうです。
 仕事をリタイアされた方が多いので、やっぱり昔はエンジニアさんだったとか、器用な人が多いんですか?と尋ねると、「元の仕事はいろいろやで。事務職とか、食堂してはった人もいてはるし。器用な人もいれば、あんまり器用でもない人もおるで。でも細かい作業とか治すんとか好きなんは共通かな」とのこと。
 なんか、ゆるやかな雰囲気ですね。皆さん、パズルかクイズを解いてるみたいな感じと言うか、楽しそうです‥と感想を言うと、「行かれへん月は無理せず行けへんしな。」「ここでその日に治されへんかったら持って帰ってやってみて、それでもあかんかったら他のドクターにバトンタッチして、あかんかったら他のおもちゃ病院に聞いたりするねん。治った時はほんまに嬉しいで。」
「最近は、電子回路で動くおもちゃがどんどん増えてきてて、パッと見はわからへんけど、開けてみたら手に負えんのも増えたなあ。」「そもそもメーカーが修理して使う前提で作ってへんから、中を開けることもでけへんの多いしなあ。」
箱とかも持ってきたら修理に助かります?「箱や説明書は使い方は書いてても修理の仕方は書いてないからなあ。開けてみて、皆の今までの修理の経験合わせて試行錯誤やね。ただ、壊れた部品は捨てずに一緒に持ってきてほしいなあ。動いてた時の様子も教えてほしいし。」
 おもちゃを持って来られる方々、皆さん感謝されるでしょうね?「やっぱり、思い出のおもちゃや、大事にしてはるのを持って来られたら、こっちも何とかして治したいって思て頑張るなあ。治せたら嬉しいし、喜んでもろたらなお嬉しいしなあ。」「でもなあ、ものすご頑張って修理しても、渡す時にありがとうの一言も無い時もあるわな。まあ、いろんな人おるからね。」

「いつもよう言うてるねんけど、『私らが壊れたおもちゃに遊ばしてもらってるねん。修理するのを楽しませてもらってる』って思ってるねん。

なるほど〜、頭を付き合わせて、「ここちゃうか、あれちゃうか、こないしたらどうや」と作業をされている皆さんの姿は、こう言ったら失礼ですが、確かに小学生が好きなプラモデルや工作に熱中しているようで楽しそうでした。
プラレールのエメリーちゃんの修理を皆さんで推理中?

 子どもにとって、おもちゃや絵本は、本物の食べ物ではないけど、主食に劣らない大切な、心のおやつだと思います。次々に売られる新しいおもちゃが欲しいのもよくわかるけど、壊れたらすぐにポイって捨てるんじゃなくて、治して大事に使うってことも経験してほしいなあと思います。

 これは、去年の写真ですが、男の子がヘリコプター(?みたいなおもちゃ)を持ってきて、修理してもらってるところをずっと見ていました。修理の様子というのは見ていて面白いです。自分のおもちゃならなおのこと。できたら、お子さんも一緒に連れてきて、作業を見てもらえたらいいなあと思います。

 あと、大量に壊れたおもちゃを持ち込む人がいて、おかしいなと思っていたら、どうやらタダ同然で入手した壊れたおもちゃを転売目的で各地のおもちゃ病院で修理を頼んでいたらしい‥なんてこともあったそうです。そんなことする頭とヒマがあったら、まっとうに働け!と思いました。

 それから、電池で動くおもちゃはまず電池を新しい物できちんとはめてみるのを試してほしいとのこと。また、充電式の電池はおもちゃ向きじゃないことが多いみたいです。
受付できないおもちゃもあります。詳しくはおおさか・おもちゃ病院のHPをご覧ください。全ての区ではないですが、他の区にもおもちゃ病院があります。

 
 ドクターはいつでも募集中!一度覗いてみてください。
また、9月13日(土)のカエルキャラバン、10月4日(土)の北ボラまつり(どちらも場所は北区民センター)などにも出張開院されるそうです。

 ぜひ、親子やお孫さん連れで、壊れたおもちゃを持って尋ねてみませんか?おもちゃが治って得した‥‥ってだけじゃないものがきっとありますよ。