2014年7月31日木曜日

食欲を取り戻せ!とりゐ味噌のもろみ!


天神祭の余韻が覚めやまぬまま、
うだるような暑さが続いておりますが、みなさまお元気ですか?
こんにちは、ヨリトモです。

今回は、この暑さに食欲を失いそうな時にピッタリのご飯のお供を、
天満宮のお膝元からご紹介!

創業は江戸時代。地元天満の町与力・大塩平八郎も常連であったと伝えられる、
老舗のお味噌屋さん「とりゐ味噌」

屋号は、かつて店舗の前に、
大阪天満宮の鳥居があったことに由来していると言われています。
ロゴマークもその鳥居をモチーフにされているのだとか。


お店に入ると、お味噌のいい香りに包まれます。
年代物の看板もあり、歴史を感じますね!
お味噌も色んな種類があって、
どんな料理に使うかを考えるだけでも楽しめます♪


さて、本題のご飯のお供「おかずみそ」!
今回は、スタンダードな「もろみ味噌」と、
柚の風味が香る「柚もろみ」を購入☆

キュウリに付けてモロキュウ。
は、間違いなく美味しい!!
ので、今回は割愛!

今日は、大豆香るおいしいお豆腐
(今回のお豆腐は北区ではなく、住吉区のもの・・・)に、
柚もろみを添えてみました。


生姜、ネギにお醤油も好きだけど、
柚かおるもろみでいただくと、
すこし、贅沢な一品に早変わり! 
もろみの甘辛さが、食欲をかき立てます!

夏バテかも・・・と思ったら、
ぜひ、こちらのもろみで食欲回復を!

とりゐ味噌:大阪市北区天神橋1-13-20
営業:8:00-17:00
定休日:土・日・祝

2014年7月28日月曜日

古い写真は一級価値の資料なのだ

毎日毎日毎日毎日炎天下の日が続き、家を出た瞬間から汗が噴き出てしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。こんにちは。なみはやノーツです。
暑いですねー。ε=(・ρ・*) フゥ 汗っかきで湿度がダメな私はこの時期が一番からいです。違います。つらいです。「辛い」ね。からいとつらいは。なぜ同じ漢字を使うのでしょうか?それを考えると夜も寝れなくなっちゃいます。嘘ですけど。
大阪は湿度が高い夏が続くので、この時期だけでも北海道にでも移住したいと毎年思います。誰か別荘くれませんか?土地付きで。5万円くらいでw




さて、つひまぶWebはflickr(フリッカー)というものを開設しています。アドレスはこちら
https://www.flickr.com/photos/tsuhimabu/
この中に、古い大阪の写真集があるんですよ。古いもの好きにはたまらない、熟年の方には懐かしの写真が収まっています。

その中から、今日はこちらをご紹介したい。
https://www.flickr.com/photos/tsuhimabu/14317195601/in/set-72157644959649155

都島橋であります。現在活躍している橋が絶賛架橋工事中の、とても貴重な写真だと思います。
解説の通り、市電の開通と共に架けられたのが最初なんですが、その後、都市計画道路として使用することが決まったので、北側に仮設の橋を架け、市電は新しく作られた橋脚に電車専用の仮橋を架けて工事をしていたようです。まさにそれがわかる写真。北区側から都島方面に向いて撮られたのが分かります。

実は、この場所には気になる部分があるのです。

都島橋東詰南側
ここに鉄橋を置いた(ようだ)

都島橋東詰の南側、「橋台」と言って、橋桁を置く構造物なんですが、こういうものが今でも残っているのです。古い鉄道遺跡や道路マニア(そういうジャンルの愛好者がいるんです。世の中広いね)は好きな人も多いんですね。ここからいろんなものを想像したり、調査したり、当時の繁栄を思い描いたりと、ノスタルジックにひたるわけなんですねー。いやー、すごい趣味ですわー。

さて、この都島橋の橋台。私も少し前から気になっていて、少し調べてみたんです。
都島橋は今の橋に建て替えられる前に、北側に仮設の道路橋を架けて南側に市電の橋を架けた。戦時中の空襲で電車鉄橋に大規模被害があり、復旧にかなりの時間を要したらしい。仮設道路橋もかなり被害を被ったようで、昭和23年まで一部の市バスも源八橋に迂回を余儀なくされた。等々は突き止めたんです。(交通局の年史他に多数記載あり)これらの」事実から、市電の鉄橋が架けられていたのかなあ?などと考えていたのですが、確証が持てなかったんですね。それは、この橋台を見てみると、明らかに単線分しか確保されていないからなんです。この区間は市電でも10(守口車庫-肥後橋)・15(都島-なんば循環)号系統などという幹線系統が走る路線。お隣には天王寺車庫と肩を並べるくらいの重要な都島車庫があります。単線な訳ありません。一体これは何だろう?本当によく分からなかったのですが、その疑問がこの写真を見て解決しました。


水道橋ですわ。


この写真を見ると、電車の走っているもう一つ南側に、鉄橋が見てとれます。これ、おそらく水道管を渡す橋が架けられていたんです。水道管は道路の下に埋まっていることが多く、その水道管も橋を渡るんですね。

橋の下にはライフラインが走っています
ガス管も通る

多くの幹線道路の橋の下や横にはそういうライフラインが渡っていて、今の都島橋を見てみると、水道とガス管が渡っているんですね。橋は人も水もガスも渡るんです。(下水はさすがにないだろうけど)しかし、都島橋は仮設の橋だし、以前の都島橋は一部木造だったようで、過重の問題で水道などのライフラインを取り付けられなかったのでしょう。しかたなく専用の橋を別に架けたのでしょう。今残っている橋台は、この水道橋を架けていたものと断定出来ます。

こういうように、古い写真は説得力があります。今となっては何か分からない遺構が残っていても、当時の写真があれば何がどうなっていたのかがすぐに分かる。資料としては(特に近代遺跡を調べるには)一級的価値があると思います。何気ない普通のスナップ写真の中にも、これだ!って言うものが写されている場合も多いので、古い写真をアーカイブとして保存出来て、みんなと共有出来る、そんなサービスがあればいいのにって思うんですがね。



で、このつひまぶブログ、北区に関することを取り上げるんですけど、この橋台が存在しているのは都島区……(北区側には遺構は残っていません)……








 Σ(゚Д゚)ガーン(いいじゃん。昭和19年までは北区だったんだもーん)

2014年7月27日日曜日

作っている人の顔が見えるよ~【スタッフがネット配信番組にお邪魔します】

新しいつひまぶ第2号が発行されて2週間ほどが経とうとしております。皆様のお手元にはもう届きましたでしょうか?
配本作業については、天神祭の直前で思うように進んでいないところもあったようでご迷惑をおかけしました。雑誌って発売日が一番多く読まれるものなんですよね(確か)。ですので、今後は早くお手元に届けるための工夫を考えていきたいと思います。

さて、2号目の発行が終わったまだまだ新しい雑誌ですので、皆さんに知られていないんだなーって思うときがあるんですね。取材をするときに「つひまぶ」の名前を出しても、反応がなかったり。仕方ないのかな?かな??
でもね、雑誌って「読まれてなんぼ」ですので、とにかく注目してもらわなきゃいけないんです。少し遅いんですが、ポップもようやく新しいものが出来て、これからどんどん皆さんの目に留まるように(そうじゃないと作っている意味がありませんから)あの手この手で考えている段階であります。その一環として、ネットの動画配信番組にスタッフがお邪魔をして、あーだこーだ世間話をしながらちゃっかり「つひまぶ」の宣伝をしてしまおう(ΦωΦ)ふふふ・・・・
という企画が決まりました~

7月28日の月曜日夜の10時から、Ustream(ユーストリーム)で配信している「pontabutv」にお邪魔いたします。
http://www.ustream.tv/channel/pontabtv
この番組、実は同業者がやってはるんですよね。日本橋でんでんタウンや黒門市場を中心に発行している「pontab(ぽんタブ)」
http://nippon-bashi.biz/
の番組です。雑誌は季刊発行ですが、番組は毎週やってはります。
つひまぶとは発行主旨がかなり違うのですが、同じフリーペーパーつながりとして、いろいろ話が盛り上がるんじゃないかなーなどと(勝手に)思っていたり。どうぞご覧ください~






さて、視聴方法は7月28日22時前になったら
http://www.ustream.tv/channel/pontabtv
にアクセスしましょう。PCの場合はこのアドレスでおーけー。
Ustreamのアカウントがある人は、ログインしておきましょう。
iPhoneやアンドロイド、タブレットの機種では、あらかじめUstreamのアプリを入れておけば専用ページで視聴出来ます。(アンドロイドのヴァージョンは結構新しいものじゃないと対応出来ませんのでご注意ください)
アドレスは「pontab」で検索してください。すぐに見つかります。

「ソーシャルストリーム」というものが画面右側(スマートフォン・タブレットでは画面下側部分を。スライドさせてください)にありますので、書き込むことが出来ます。Twitterのような感じのものです。Twitter・Facebook・mixiアカウントををお持ちの人は、連携してもらうとありがたいです。

2014年7月24日木曜日

おおさか・きた・おもちゃ病院で、おもちゃを治してもらいました~


 おおさか・きた・おもちゃ病院は、天神橋筋7丁目を西へ入った、北区大淀老人福祉センターの中にあります。お隣の音色つばさ保育園のきりんの階段がちょうど良い目印。

東側にある音色つばさ保育園のきりんの階段
大淀老人福祉センター&子ども子育てプラザ入り口
7月26日(土)は「キラキラおおよど夏祭り」が開催!

 この建物は「子ども・子育てプラザ」が併設されていて、玄関を入って左側が老人福祉センター、右側と2階が子ども・子育てプラザです。ちょうどこの日は小学生対象のバルーンアートの講習会があり、1階では乳幼児を連れたお母さんたちが子どもと一緒にゆったりと過ごされていました。
 老人福祉センターに入り、囲碁や将棋を楽しんでらっしゃる方々の横を通って左側に進むと、おもちゃ病院の部屋があります。

 月に1回、毎月第1土曜日の午後1時半に「開院」します。
 おもちゃ病院は、ボランティアの方(おもちゃドクター)が無料でおもちゃの修理(治療)をするものです。(部品代などは実費です。)
 私が行った時には、もう既に、おもちゃドクターの皆さん方が作業をされていました。

治療中の車のおもちゃがあります。運転席のイラストがちょっと古めかしい感じ。さっそく持ち主の方にお話を聞いてみました。


 少し年配の女性の方だったので、お孫さんのおもちゃかな?と思ったらそのとおりで、なんと、32歳になられる息子さんが小さい時に使っていたおもちゃを、お孫さんにと思って今まで保管してらっしゃったそうです。今日はわざわざ高槻から複数持って来られてました。
 息子さんとお孫さんの2代に渡って、修理して使ってもらえるおもちゃも幸せモンやなあと思いました。きっと、「これ、お父さんが小さいときに使こててんで。こないして動かすんやー」とか会話がされそうです。ちょっとええですね。
 皆さんで手分けして修理して、無事治ったので「即日退院」となり、嬉しそうに持って帰られました。横で見ていただけの私もにっこり。

 次の患者さんは、お兄ちゃんの車のおもちゃを持って来られた小さな女の子とお母さん。お兄ちゃんが、全部分解しちゃったそうです。ほんまにバラバラ。
「う〜ん、これは〜‥。一生懸命壊したんやなあ。(笑)」
みごとにバラバラになった部品、車輪、車体
 結局、この車は部品が足らなくて、ドクターが部品を自作しておられましたが、やっぱり時間がかかるとのことで「入院」(ドクターの家へ持って帰って修理)となりました。
そして後日談ですが、このおもちゃは、別の日にドクターの皆さんで集まって検討会をされたそうですが、足りない部品でどうしても作れない部分があり修理できなくて、「ごめんなさい」となったとのこと。そんなケースも時々あるそうです。だってメーカーさんとかと違いますもんね。仕方ないですよ。

 さて、他の人のおもちゃの修理を眺めていて忘れそうになりましたが、実は私、修理お願いするおもちゃを持ってきてました。プラレール大好きな男の子のお母さんから預かってきてたんです。さっそくカルテに記入。


チャギントンのエメリーちゃん。なんとなく困った顔。

 「プラレールの持ち込みは多いけど、故障の箇所はその度違うから、そのたんびやってみなわからんねん。」とのこと。私が預かってきたエメリーちゃんも単純な修理かと思いきや、皆さんであれこれと推理?しながら作業されてました。無事に修理してもらいました。おかげさまで持ち主の男の子もお母さんも喜んでました。ありがとうございました。


 ゆったりした雰囲気の中、ドクターの方にいろんな話をお聞きしました。

 おもちゃ病院は各地にあって、この、きた・おもちゃ病院を中心に活動されているメンバーは10人、他の区のおもちゃ病院の所属だけどキタに応援に来られる方が7人ほど。逆に、きた・おもちゃ病院のメンバーの方も他のおもちゃ病院に応援に行かれるそうです。
 仕事をリタイアされた方が多いので、やっぱり昔はエンジニアさんだったとか、器用な人が多いんですか?と尋ねると、「元の仕事はいろいろやで。事務職とか、食堂してはった人もいてはるし。器用な人もいれば、あんまり器用でもない人もおるで。でも細かい作業とか治すんとか好きなんは共通かな」とのこと。
 なんか、ゆるやかな雰囲気ですね。皆さん、パズルかクイズを解いてるみたいな感じと言うか、楽しそうです‥と感想を言うと、「行かれへん月は無理せず行けへんしな。」「ここでその日に治されへんかったら持って帰ってやってみて、それでもあかんかったら他のドクターにバトンタッチして、あかんかったら他のおもちゃ病院に聞いたりするねん。治った時はほんまに嬉しいで。」
「最近は、電子回路で動くおもちゃがどんどん増えてきてて、パッと見はわからへんけど、開けてみたら手に負えんのも増えたなあ。」「そもそもメーカーが修理して使う前提で作ってへんから、中を開けることもでけへんの多いしなあ。」
箱とかも持ってきたら修理に助かります?「箱や説明書は使い方は書いてても修理の仕方は書いてないからなあ。開けてみて、皆の今までの修理の経験合わせて試行錯誤やね。ただ、壊れた部品は捨てずに一緒に持ってきてほしいなあ。動いてた時の様子も教えてほしいし。」
 おもちゃを持って来られる方々、皆さん感謝されるでしょうね?「やっぱり、思い出のおもちゃや、大事にしてはるのを持って来られたら、こっちも何とかして治したいって思て頑張るなあ。治せたら嬉しいし、喜んでもろたらなお嬉しいしなあ。」「でもなあ、ものすご頑張って修理しても、渡す時にありがとうの一言も無い時もあるわな。まあ、いろんな人おるからね。」

「いつもよう言うてるねんけど、『私らが壊れたおもちゃに遊ばしてもらってるねん。修理するのを楽しませてもらってる』って思ってるねん。

なるほど〜、頭を付き合わせて、「ここちゃうか、あれちゃうか、こないしたらどうや」と作業をされている皆さんの姿は、こう言ったら失礼ですが、確かに小学生が好きなプラモデルや工作に熱中しているようで楽しそうでした。
プラレールのエメリーちゃんの修理を皆さんで推理中?

 子どもにとって、おもちゃや絵本は、本物の食べ物ではないけど、主食に劣らない大切な、心のおやつだと思います。次々に売られる新しいおもちゃが欲しいのもよくわかるけど、壊れたらすぐにポイって捨てるんじゃなくて、治して大事に使うってことも経験してほしいなあと思います。

 これは、去年の写真ですが、男の子がヘリコプター(?みたいなおもちゃ)を持ってきて、修理してもらってるところをずっと見ていました。修理の様子というのは見ていて面白いです。自分のおもちゃならなおのこと。できたら、お子さんも一緒に連れてきて、作業を見てもらえたらいいなあと思います。

 あと、大量に壊れたおもちゃを持ち込む人がいて、おかしいなと思っていたら、どうやらタダ同然で入手した壊れたおもちゃを転売目的で各地のおもちゃ病院で修理を頼んでいたらしい‥なんてこともあったそうです。そんなことする頭とヒマがあったら、まっとうに働け!と思いました。

 それから、電池で動くおもちゃはまず電池を新しい物できちんとはめてみるのを試してほしいとのこと。また、充電式の電池はおもちゃ向きじゃないことが多いみたいです。
受付できないおもちゃもあります。詳しくはおおさか・おもちゃ病院のHPをご覧ください。全ての区ではないですが、他の区にもおもちゃ病院があります。

 
 ドクターはいつでも募集中!一度覗いてみてください。
また、9月13日(土)のカエルキャラバン、10月4日(土)の北ボラまつり(どちらも場所は北区民センター)などにも出張開院されるそうです。

 ぜひ、親子やお孫さん連れで、壊れたおもちゃを持って尋ねてみませんか?おもちゃが治って得した‥‥ってだけじゃないものがきっとありますよ。


2014年7月22日火曜日

天神祭には不思議がいっぱいだ~

天神祭には不思議がいっぱいだ~
 
愛染さんに始まって住吉さんで終わる大阪のまつり
生国魂大祭・天神祭・住吉大祭が大阪三大祭
その中でも天神祭は、祇園祭・神田祭とならんだ日本三大祭のひとつです。
 
天神祭は花火と船渡御で紹介されるお祭りですが、
本来は大阪天満宮夏大祭、夏越しの大祓えです。
 
普段、本殿奥に鎮座されてる「天満大自在天神」が
氏地の平安と氏子の安寧をご覧に出て来られます。
これが陸渡御・船渡御になります。

船渡御や花火・夜店に目がいきますが
ちょっと見るところを変えると面白いですよ~
天神祭って不思議がいっぱいなんです。
 
不思議その1
天神祭には神輿が二基あります。
鳳神輿と玉神輿
見分け方は上に鳳凰が載っているのが鳳神輿
宝珠が載っているのが玉神輿です。

 
 
 

神輿とは神様が乗る輿のこと
天神祭の神様は「天満大自在天神」すなわち道真公です。
では、なぜ神輿が二基なんでしょう。
 
平安時代、都では疫病が流行り多くの人が亡くなりました。
その疫病退散を願い二基の神輿を川に流す祇園御霊会がありました。
この祇園御霊会の神輿が祇園祭の神輿の起源であり、
天神祭の鳳神輿・玉神輿の起源と言われています。

明治になって廃仏毀釈令が公布されるまでは
鳳神輿に道真公の御霊、玉神輿には法性坊尊意の御霊をお乗せしていました。
道真公は学問の神である前に雷神として恐れられていました。
その雷神である道真公を法力で抑えられるのが天台宗高僧法性坊尊意です。
なので、二基の神輿が一緒に渡御列にあるんです。
明治9年から御鳳輦に道真公の御霊、鳳神輿に道真公の祖先野見宿祢の御霊を
玉神輿には手力王命の御霊が乗っています。
 
不思議その2 
 
 
天神祭前、天神橋、難波橋には祭提灯を飾ります。
 
上の写真をよく見ると天神橋の中央までしか提灯を飾っていません。
提灯が足りなかったから?
実は天神橋の橋の中央から南側は生国魂神社の氏地なんです。
昔は氏地を巡って争いがあったこともありましたが、今はお行儀よく分けているんですね。
 
不思議その3
最後にこの写真はどこかご存じですか?
 
何にもないところに鳥居だけ?不思議な光景です。
でもここは天神祭にとって重要な場所なんです。
天神祭は夏越しの大祓です。
7月24日この場所で鉾流神事が行われます。


この鉾流神事が天神祭の起源です。
人々が日頃犯している罪穢れを人形に託して川に流す神事 
神様に代わって神童が人形と鉾を流します。
ここから25日の本宮へ天神祭が催行されます。
 
鉾流神事は鉾流橋北詰めで7月24日9時から始まります。
どなたでも参加できる神事ですので行って見てください。

不思議がある天神祭、花火や船だけでなくこんな風に祭があるんだなぁ
と見るのも楽しくありませんか?





2014年7月20日日曜日

他にもある!北区の盆踊り~

7月11日に発行した『つひまぶ』第2号。その最終面「こんなにある北区の盆踊り」
ここでご紹介しているのは、いわゆる「地域の盆踊り」です。
ご近所で見たことのある、おじちゃん・おばちゃん、おじいちゃん・おばあちゃんが中心になって企画や準備をして、地域の小学校や公園で盆踊りや夜店を出してお祭りを楽しみます。

実は北区には、それ以外にも、企業が中心となって行われる盆踊りがあります。
その一つがグランフロント大阪うめきた広場で実施されている「ゆかたde盆踊り」。
JR西日本、阪急電鉄、阪神電気鉄道などの梅田周辺に事業を展開する企業が「梅田ゆかたまつり2014」を開催。その中のメインイベントがこの盆踊りです。

さすが、大阪の玄関口と言われる梅田のど真ん中!数百人の方が一斉に踊っている姿は壮観です!
ちなみに中心の櫓で振付のお手本となっているのは、地域の女性団体協議会の方々。ご年配の方も見受けられるのに、みなさんビックリするほどキレ良く踊っています。



盆踊りの輪の外側には飲み物のブースなどもあり、浴衣を着ていくと通常500円の生ビールがなんと200円!(私はこれが一番の目的だったかも!?)

本日(7月20日)も同じ会場で18時からイベントが開始されますので、足を運んでみてはいかがでしょう?

その他、グランフロントだけでなく、大阪ステーションシティ、NU chayamachi、ディアモール大阪でもさまざまなイベントが行われています。
都会の中の夕暮れの景色も奇麗ですよ~。






2014年7月17日木曜日

花火大会の季節ですね



 いよいよ花火の季節です。
花火大会にもいろいろありますが、その戦闘力をスペックで比較する場合、一般的には「打上発数」が注目されますやんね。
昔、PLの花火は十五万発とか言われてましたが、あれは実は数え方の問題で本当は二万発程度やった、なんて話もあります。いや、僕も実際見に行って、これで十五万か、って違和感は感じてたんですが。
日本国内で一年間に作られる数自体が百万発程度、なんて聞いたこともありますから、その一割以上、ゆうのはちょっと盛りすぎですわな。
それで今、一番多いのは、僕の知る限りでは諏訪湖の四万五千発ですね。発数でいけば、これが全国一の花火大会ということです。
ただし、ここで僕は言いたいのです。発数は確かに大きな要素の一つですが、それだけで花火大会の善し悪しは決まらない、と。戦闘力五十三万のフリーザだって、やっぱり負けたりするわけですし。
例えば新潟県小千谷市の片貝祭。ここは毎年九月の九日と十日に花火大会をします。浅間神社の奉納花火で、発数は二日間で二千発です。少ないでしょ?ところが、その内容が問題なのです。
二千発のうち、一番小さいのが七号玉で、半分以上というか、ほとんどが尺玉なんです。これは近畿では琵琶湖花火なんかで打ち上げられる、一番大きなクラスの玉です。玉の直径三十センチ、開いた時の大きさは直径三百七十メートル。都市部ではなかなかお目にかかれない規模です。
そしてさらに、直径がこれの倍の二尺玉、さらにさらに、なんと三倍の三尺玉なんていうお化けのようなやつも打ち上げられるのです。体積は直径の三乗に比例して大きくなりますから、実に尺玉の二十七倍の大きさです。
これが見られるのは新潟か、遠州灘の花火大会か、熊野大花火大会の水上爆発くらいです。

そ、し、て、もう一つ大きな、世界最大の四尺玉が、ここでは上がるのです。九日と十日、各日一発ずつ。
玉の直径百二十センチ、重さ四百二十キロ、火薬量二百四十キロ、開発直径八百五十メートル・・・これはもはや爆弾に近いです。実際、ビデオ撮ってると、衝撃波で三脚が、かすかにですが揺れます。
とまあ、こういう全国レベルの素晴らしい花火大会と比べてしまうと、大阪の花火大会。めっちゃ街中ですから、なかなかこんな思い切ったのは打ち上げられません。でも、それでもやっぱり「いい花火大会」はあります。僕が一番お勧めするのは、淀川花火です。
淀川区がメインの花火大会ですが、北区側、中津辺りの堤防からもよく見えます。また、梅田辺りで運良く見える場所を見つければ、スカイビル等を前景にして、いかにも都会の花火大会、という絵が楽しめるでしょう。
打ち上げ発数は公表されてませんが、おそらく一万五千発程度。規模としてはそんなものですが、ここの素晴らしいのはその構成です。完成されているのです。四十五分間という短時間にそれを全部打ち上げる密度、さらにその安定した展開。まるで交響曲を聴いているようです。そして、終わりの素晴らしさ。終止符を打つようにといいますか、終わりがわかりやすいのです。
クライマックス、色とりどりの猛烈なスターマインでだん、だん、だだん、と盛り上げて、その後一瞬の静寂。終わりかな、と思った刹那、真っ白の大玉の一斉打ち上げです。夜空も焦げてしまうようなその圧倒的なスケール。ここが実に素晴らしいのです。これの余韻を見届けて、ああ終わったなあと、観客は満足して帰るのです。
まあそのあと、帰宅混雑地獄が待ち受けているのですが。
ここしばらく、淀川花火は神戸海上花火と日にちが重なっていました。それで多少は観客が分散していたのですが、今年はどうも一週間ずれるようです。おそらく、例年以上の大混雑になるでしょう。

でも、頑張って見に行きましょう。素晴らしい花火大会ですから。

2014年7月15日火曜日

つひまぶ夏号発刊! つひまぶが提案するキタの新たなアイデンティティ、「キタは音楽都市だ!」


「つひまぶ」夏号をドロップしました。
特集は「キタにある、私たちの音楽の未来」です。

キタの音楽と聞いて、あなたはどんな音楽を思い浮かべますか?

ビルボード大阪で毎夜繰り広げられる世界基準のライブ、劇団四季のミュージカル、天満音楽祭、年配の方なら梅田芸術劇場で盛大に開催される演歌ショー、ホテルのディナーショーかもしれません。懐の深い歴史を抱える天満宮周辺や寺町あたりでは、教会音楽や雅楽、能楽といった伝統音楽が今も息づいています。翻って若い人たちは、オシャレなカフェやライブハウスでひっそりと奏でられる未来仕様の音楽を聴いているかもしれない。

そう、キタには大都市特有の音楽インフラが揃っている一方で、じつに多くのジャンルがタコツボ的に点在していて、しかもそれらは先端的で意欲的で、世界と同時進行で繋がっていたり、音楽を次の段階のものに押し上げようとする動きすらあるという点で、文化の集積地でもある都市特有の豊かな音楽空間を形成しています。
一方で、地域に根ざした音楽活動や、人と人との繫がりの中で生まれる音楽活動も活発に行なわれていて、大都市にありながら、それとは真逆のベクトルを持つ、下町の音楽のような風情も、そこにはあるのです。

音楽の都なら、世界にいくらでもあります。
ニューオリンズやダブリン、パリ、ロンドン、マンチェスター、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンパウロ…、枚挙に暇がありません。国内を見ても、沖縄、東京の高円寺、渋谷などは、音楽の盛んな場所だと言えるでしょう。
でも、キタは、ニューオリンズやダブリン、沖縄のように、その土地のローカルミュージックに特化しているわけではありません。
東京の高円寺や吉祥寺を中心とする中央線沿線には、一種独特な音楽文化があります。渋谷も、そう。東京郊外のサバービアな音楽空間も、今の音楽シーンには欠かせないものです。
力のあるライブハウスがひしめく仙台やヘビメタ文化のある名古屋も、音楽の盛んな土地です。
でも、キタは、それらの土地と比べても、破格のバラエティさを持ち、そのせいで、他とは決定的に違う音楽風景を現出させているのです。

大都市の機能を備えた豊かな音楽インフラ、文化の集積地としての都市から生まれる音楽、歴史が息づく音楽(そこにはお座敷音楽を下支えする奥行きすらあります)、人と人との繫がりから生まれる下町のような音楽。
そのような、さまざまなベクトルを持った音楽が点在し、ときには有機的に絡み合うさまこそが「キタの音楽」の真髄で、そのような風景を持つ場所は、世界を広く見わたしてみても、キタにしか存在ないと断言できます。国内にも、国外にも、そんな場所はありません。



音楽雑誌をはじめとする音楽メディアは、このことを指摘しません。
そんなことをしても、商売にならないから。
キタを紹介する地域情報誌も、このことを伝えてきませんでした。
なぜだかはわかりません。音楽に無限の愛情を注ぐ人が、そのような情報誌にはいなかったのかもしれません。

そうであるなら、「つひまぶ」がやらないわけにはいきません。
「つひまぶ」は、キタに、「音楽都市」という新しいアイデンティティを提示します。

教会音楽、演歌専門店、能楽、ボリウッドダンス、ご当地ソング、琉歌、西日本一の弦楽器店、地域主体の音楽祭、フォークの巣窟、伝説のカルト音楽人が出没するカフェ、先端的なライブハウス、ランチタイムコンサート、音楽的なスタンダップコメディアン…。
じつに多種多様な「キタ」の音楽を紹介しています。
誌面には紹介しきれなかったものも、数多くあります。

さらに、スペシャル対談として、北区で大人気の扇町総合高校吹奏楽部「オーギーズ」と横山ホットブラザーズの、世代を超えた天満ミュージシャン対談も実現しました。
ミュージック・ソー「お~ま~え~は~あ~ほ~か~」でおなじみの横山ホットブラザーズの長兄である横山アキラさんは、天満の菅北小学校のご出身なのです。
一見、異色のこの対談こそ、この振り幅の大きさこそが、キタの音楽を物語っています。


「キタにある、私たちの音楽の未来」
音楽雑誌にはできない、地域情報誌がこれまで取り上げなかった、「音楽都市」というキタの新しいアイデンティティを提示する特集です。

さらに、団塊の世代にはなつかしい、60年代~70年代にかけての梅田のジャズ喫茶事情。
こんなにたくさん開催されてるの?と驚きがいっぱいの「北区の盆踊り」情報は、おざなりの告知情報ではなく、詳細なイベント情報を詰め込んであります。
生い立ちから現在までを俯瞰するロングインタビューは、日本舞踊若柳流師範 後藤武子さんの、日本舞踊を巡るインタビューです。

音楽一色の一冊となりました。

もちろんコラムも充実。
買って美味しいもらって嬉しいキタの手みやげ、駅にまつわるマニアックな謎の解明、しょーもないことを徹底追及したお気楽コラム、キタの底力を知ることになるモノづくり探訪などなど。
強力なラインナップになっています。

「つひまぶ」夏号は、
北区役所、北区民センター、大淀コミュニティセンターほか、たくさんの場所に配布しています。このブログの右側に、配布場所を順次掲載していますので、ぜひぜひ、手にとってご覧ください。
電子ブック、PDF版もありマス☆



2014年7月14日月曜日

さめてもおいしいコロッケの、さらにおいしい食べ方


天神祭が近付いてきました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

お祭り前のさる7月11日、ついに「つひまぶ」夏号が発行されました!!

もうお手にとっていただけた方もいらっしゃるのでしょうか?
最新号が最も早く手に入るのは、大阪市北区役所です。ご用がある方はもちろん、ご用のない方もぜひお立ち寄りください。
まだ見てないよ!という方も必見。今回は、夏号でご紹介したグリル佐野惣さんの牛スジ入りコロッケのおいしい食べ方をご紹介します。





お店でいただくときは、デミグラスソースがかかっています。
が、みなさん、持ち帰りコロッケはどうやって食べますか?
冷めてもおいしいコロッケ、の評判とおり、持って帰ってそのまま食べてもおいしい!
でも、たまには違った食べ方もいいですよね。じつは、取材時においしい食べ方を聞いていました。

「からしとケチャップでアメリカンドッグ風に」
これは、おやつにぴったりです!

「タバスコとケチャップ」
これは、アメリカンドッグ風の変形ですね。お酒のアテにもいいかも。

「カレーをかけて」
これは、しっかりご飯のおともですね。コロッケだけでも、カレーだけでもおいしいのに、うれしい組み合わせ!

「タバスコをかけて」
これは、大人の食べ方ですね。おうちで眠っているタバスコの活用としても最適!

「巻き寿司とコロッケを交互に食べる」
これは、ちょっと意外な組み合わせですがおいしそうです。お祭りのときなんかにやったら盛り上がりそう。

だんだん、コロッケが食べたくなってきました。
佐野惣さんのコロッケだけど、おうちの味なんてステキですよね。

「しばらく食べてないな」という方もぜひ、足を運んでください。
いつもの笑顔が迎えてくれます。
それに、佐野惣さん、最近もメニュー増えてるんです!
常連さんはとくに、「いつものね」って注文されることが多いと思います。
もちろん、定番もいいですが、久しぶりにメニューを眺めて、新しい発見をしていただければと思います。

2014年7月12日土曜日

【速報!】つひまぶ2号発行いたしました!

さて、いよいよつひまぶ2号(夏号)が発行されました!

これから順次配布を開始してまいります。区役所・区民センターなどの行政機関ではすでに置いてあるのですが、お店などでは一部の場所しか配本出来なかったようです。


そこで!


このブログのサイドバー。具体的にいうとこのあたり




に、「デジタルブック」と「PDFファイル」をご用意しております。

デジタルブックは、ネットのカタログなどでよく使われている、マウスひとつでらくらく操作でつひまぶがご覧に頂ける形式です。(スマートフォンからでは閲覧出来ないので、下の方にある「ウェブバージョンを表示」にして、PCの画面と同じ表示をさせてから実行してください。)

PDFファイルに関しては、つひまぶのdropbox共有フォルダからダウンロードという形になります。

いずれもPCやスマートフォンの環境でも見られますので、すぐに読みたい方はこちらの方でお願いいたします~
PDFファイルなら印刷も簡単ですしね

2014年7月9日水曜日

つひまぶ第2号発行のおしらせ

直前になって申し訳ありません。

北区の広報誌、わがまち北区でも紹介されているとおり、「つひまぶ」の第2号が間もなく迫ってきております。今回は、「キタにある、私たちの音楽の未来」っつーことで、音楽をテーマにした内容です。北区には、様々なジャンルの音楽が存在しているんですって。ってところをテーマに掘り下げていきますよ。

現在、印刷所で一生懸命印刷している段階でありまして、14日頃に発行予定です。
「頃」という、まーなんともアバウトな表現ではありますが、印刷所からの納期の問題と、それ以降の配本を手作業で行うためであります。
早く手に入れたい方は、北区役所がいちばん早く配布出来ると思いますので、こちらを目指していただければと思います。その後、手分けして配布場所に順次お届けしてまいります。

配布が開始されればこちらのブログでご報告させていただきますので、ぜひ確認をよろしくお願いいたします〜

2014年7月7日月曜日

つひまぶの配置場所がまたまた増えました~♪


7月11日(金)に第2号の発行を控えた、我らが「つひまぶ」ですが、このたび配布場所が追加されました~\(^o^)/

今回設置していただくのは、「TOHWA BOOKS 天六店」さんです。
                                             

 地下鉄 天神橋筋六丁目駅 3番または8番出口を出て南へすぐにあり、商店街には珍しく2階立ての本屋さんです。
駅に近いこともあってか、商店街はすごい人通り。TOHWA BOOKS さんにもたくさんの人が入って行きます。

これは「つひまぶ」知名度UPの大チャンス❕❕さっそく、つひまぶ創刊号を30部ほど設置のお願い。
駅に向かって歩く人のに必ず目にとまる「一等地」に置いていただきました。


 5日後・・・

 
様子が気になって、お店の前を通ってみると・・・ない!HOT PEPPERに一等地を奪われてしまったか!?
慌てて店内へ。ちょうど設置してくださった店長さんがおられたので、
私  「つひまぶが無いんですが~」
店長さん  「あっ。もう無くなってしまいましたね。私ように1冊だけおいてありますが(笑)」

「つひまぶ」人気者のようです!

7月11日(金)発行 第2号もよろしくお願いしま~す!!






北区の神社仏閣巡礼&御朱印集めツアーだGO!GO!GO!

歴女やら仏ガールという言葉がある通り、お寺さんや神社に行くと、近ごろは、若い女性を見かけることが増えた。
若い女性だけではなく、現役を退いたシルバー世代の方たちも、たくさんお詣りしている姿を見かける。
和辻哲郎の名著「古寺巡礼」や土門拳の写真集「古寺巡礼」を見ると、それぞれが出版された大正年間や1950年代は、今では名の通っているお寺さんも閑散としていたところが多かったことがわかる。
白州正子が「私の古寺巡礼」や「かくれ里」を出して最初のブームの火をつけたのは、80年代のことだ。
僕が神社仏閣巡りをはじめた15年ほどまえも、観光名所化しているところは別として、どこのお寺さんへ詣っても朝から人が押し寄せるということはなかった。どこも閑散として、いい具合に詫びていたものだ。
今では、シニア向けの雑誌では神社仏閣や仏像がいくつも特集され、西国巡礼のバスツアーは旅行代理店のドル箱となり、JR西日本の西国巡礼キャンペーンは大盛況のうちに幕を閉じた。

巡礼の歴史は長いが、もしかしたら、今ほど人々が巡礼の列に連なる時代は、かつてないかもしれない。
もちろん、宗教的な儀式に殉じる人は、今もいる。
そうではなくても、一歩一歩土を踏みしめて歩くことで、自身の内面と向き合い、気づきを得る人もいる。
先行き不透明なこの時代にあって、魂の救済や、神秘的なものへの憧れゆえに、詣る人はいる。
神社仏閣建築が好きで詣でる人がいれば、お目当ての仏像を求めて詣る人がいる。
清浄な空間を求めて、癒しを求めて参拝する人も、たくさんいる。

観光気分で巡る人も、たくさんいる。
でもこれは、今にはじまったことではない。お伊勢参りや熊野詣でだって、江戸時代にはすでに観光化されていた。世界で最初の観光ガイドブックはお伊勢参りのそれだが、人々が観光を楽しむようになり、そのようなニーズがあったのだから。
四国のお遍路八十八ヶ所巡りや西国巡礼三十三ヶ所巡りだけでなく、アニメの聖地巡り、映画のロケ地巡り、パワースポット巡り、今や巡礼はかつてないほどの活況を呈していると言える。
讃岐うどん巡礼のように、まちおこしの一環で巡礼を創出している地域や業界も、枚挙に暇がない。

巡礼、神社仏閣と来れば、次に続くのは御朱印だ。
巡礼のようにポイントポイントの場所を通過するのなら、その証しがほしくなるのは人情というものである。しかもそれが神社仏閣であれば、参拝した印としての御朱印がある。


その証拠に、お寺さんや神社に詣でると、近ごろでは、御朱印帳を持って御朱印を求める列を結構な割合で見かける。こんなことは、つい数年前までは見られなかった。

ご存知のように、お寺さんや神社に詣でた際、求めれば、御朱印をいただける。志納となっている場合が多いけれども、相場は300円である。
神社なら、参拝した日付と神社名を墨書した御朱印がいただける。
お寺さんなら、日付、朱印の三宝印、本尊あるいはお目当ての仏像を墨書した御朱印をいただく。もっとも、お寺さんの場合は、書写したお経を納めた証しとしての御朱印だが、今では、参拝しただけでいただけるようになっている。

しかもこれらは、実際に人の手で墨書されるので、とても味わい深い。おなじ場所であっても御朱印を墨書する人によって見栄えが変わってくるので、字の上手い下手で一喜一憂することもある。そう、御朱印の魅力の大きなひとつは、それが一点モノである、ということだ。
さらに、特定の期間に詣ったときだけいただける、いわゆる限定モノのようなレアものまである。生国魂神社では、1月に参拝すると、その年の干支の御朱印が押されたものをいただくことができる。ただし、1月限定。そのような限定版の御朱印が、ときどきある。
これがまた、マニア心をくすぐる(笑)
ハマると、底なし沼のようになる。


さて、北区にも、お寺さんや神社はたくさんある。
有名どころだと、大阪天満宮、露天神社(お初天神)、綱敷天神などの神社。お寺さんだと太融寺が有名だ。大塩平八郎の墓所がある成正寺も、ご存知の方がいらっしゃるかもしれない。そもそも、ずらっとお寺さんが東西に並ぶ、寺町がある。

それらのお寺さんを順番に巡るのもいいが、参拝を行なっていないお寺さんもたくさんあるので、巡礼コースを巡る手もある。北区だけということではないけれども、北区内のお寺さんや神社が含まれている巡礼も、いくつかある。

北区内の神社仏閣が関係するところだと、「大阪新四十八願所阿弥陀巡礼」がある。
大阪府下の48の浄土宗寺院にお詣りし、阿弥陀仏の四十八願にちなんだ巡礼で、江戸時代中期に成立したものが、平成23年の法然上人800年遠忌を機に再興した。
第2番 源光寺(大阪市北区豊崎2-3-23)
第3番 蟠龍寺(大阪市北区野崎町4-1)
第4番 冷雲院(大阪市北区野崎町4-4)
第5番 智源寺(大阪市北区天神橋3-3-10)
第8番 善導寺(大阪市北区与力町2-5)
第10番 專念寺(大阪市北区同心1-1-5)
など、大阪府下48ヶ所中6つの寺院がリストに名を連ねている。

江戸時代中期に創設された弘法大師信仰に端を発する「摂津国八十八ヶ所霊場巡り」は、有名寺院がたくさん名を連ねたことから、大変な活況を呈したそうだ。
ここにも、北区内の寺院が名を連ねている。
第6番 太融寺(大阪市北区太融寺町3-7) 千手千眼観世音菩薩
第9番 国分寺(大阪市北区国分寺1-6-18) 薬師如来
第10番 寶珠院(大阪市北区与力町1-2) 大日如来
など、北摂一円88ヶ所中3つの寺院が含まれている。

わりに有名なのが、「なにわ七幸めぐり」
お寺さんと神社が宗派を超えて巡礼を創設している、一種の聖地巡礼だ。7ヶ所なので、北区に関係なくすべてを列記する。
大阪天満宮(大阪市北区天神橋2-1-8) 学業成就
大念佛寺(大阪市平野区平野上町1-7-26) 諸芸上達
住吉大社(大阪市住吉区2-9-89) 厄除祈願
今宮戎神社(大阪市浪速区恵比寿西1-6-10) 商売繁盛
太融寺(大阪市北区太融寺町3-7) 無病息災
四條畷神社(大阪府四條畷市南野2-18-1) 心願成就
四天王寺(大阪市天王寺区四天王寺1-11-18) 家内安全

上記神社仏閣の地図はこちらを。




巡礼コースは順番にまわる必要はなく、どこからでもはじめられる。
すべてを巡った(結縁)ときの達成感はひとしおだろうが、焦らず、何年もかけてゆっくり巡り続けるのも楽しいものである。
そのたびごとに、ひとつずつ御朱印を集める楽しみは、コレクター心をくすぐる。

以下は、上記のお寺さんや神社で僕がいただいた御朱印。
僕もまた、計画を持たず、思い立ったときに天候がよければ訪れるような塩梅なので、すべてを巡っているわけでも、すべての御朱印を収集しているわけではなく、ゆるりゆるりと数を重ねている。


堀川戎神社。宝船の朱印がたまらない。

露天神社。ちゃんと「お初天神」の名前も併記してくれるのが嬉しい。

太融寺。「大悲殿」と墨書されている。大悲殿とは、観音菩薩を祀っている建物のことで、太融寺を代表する堂宇である。風格のある墨書がかっこいい。

綱敷天神。梅と菊の御朱印が押されている。

大阪天満宮。端正な墨書で、見ていて飽きない。惚れ惚れする。

鶴満寺の御朱印。こちらのご本尊は、子安観音。子安観音は安産の観音さんだが、同時に、隠れキリシタンが礼拝した聖母像となる場合がある。鶴満寺にそのような謂れがあったのかどうか、この御朱印をきっかけに俄然興味が出てきて、近いうちに調べてみようと思っている。

国分寺。現在は焼失したとはいえ、ここのご本尊は高野山から移した「赤不動」だが、この墨書は「赤不動」とは書かれておらず、「宝不動」としか読めそうにない。「宝不動」とはなんだろうか?謎だ。

源光寺の「天筆阿弥陀如来」が墨書されている。なにかを感得した霊像を「天筆」と記すことがあるが、実際に見たのはこれが初めて。こちらの阿弥陀さんはそのような仏像である。秘仏で、彼岸の中日のみ開帳される。

大塩平八郎の墓所である成正寺の御朱印。仏像名ではなく、経名の「南無妙法蓮華経」が墨書されている。デザイン性の高い墨書で、こういうのに出会うと、ちょっと嬉しくなる。

智源寺の御朱印。持っていった御朱印帳に押してもらうのではなく、あらかじめ用意されている御朱印の紙をいただく。あとで御朱印帳に貼ってもいいし、そのままで持っていてもいい。「宿命智通」とは浄土教の根本教典である「無量寿経」に出てくる言葉で、人々が宿命を得ず、かぎりない過去のことまで知り尽くすことができないのなら、私は悟りなど開かぬ!というほどの意味。願分のひとつである。

おまけ。これは御朱印とは違うけれども、元旦の日に堀川戎神社に詣ると先着順でいただける「宝船」。枕の下に敷いて、正月2日の夜に縁起のいい初夢を見るための縁起物の絵で、絵面も毎年変わる。

もうひとつ、おまけ。東大寺の二月堂から少し下ったところにある鐘楼で、なぜか御朱印を押していただける。通常、真ん中には、その堂宇に祀られている仏さんが墨書されるが、ここは鐘楼なので、仏さんはいない。大きな鐘があるからか、墨書されるのは「大梵鐘」。味のある字も含めて、大好きな御朱印。