2014年6月19日木曜日

職人さんに頼んではんこを作ってきたよー

はんこ。最近のデジタル技術の発達で使う場面は限られてくるようになりましたが、今でも重要書類などには必須のものですよね。

私事で恐縮なんですが、とある役所に書類を出す場面に出くわしました。印鑑証明書が必要と言うことなので、印鑑登録証を持って役所(私は住之江区の南港ポートタウン内の出張所)に行き、印鑑証明書2通を発行してもらうはずだったのです。が、なんとその印鑑登録証が古いものだったらしく、しかも、実印として使っていた認印がどれかわからないという状態に。あきませんな〜
役所に出す書類は別にいつでもいいんですが、やはり、実印はしっかり管理しなきゃいけません。(認印でも実印として登録出来ますが、複製可能なものですのであまりオススメしません。とのこと)と、いうわけで〜、認印ではない、しっかりした新しい実印を作りに行ってみたのでした。




南森町の三枝堂さん。天神橋筋商店街(2丁目北)の中にあります。ここ、国家資格である「一級印章彫刻技能士」を持っていてはりまして、技術の高さは定評があります。というか、今のご主人で3代目だとか。

今回は15mmの白柘(ツゲ)をチョイス。私の親からは、はんこを作るならツゲで作ること。安くて丈夫な印材。象牙や水牛のように生き物を殺すこともないから。という掟に従い、今回選んでみました。
ちなみに、お店の方でもツゲは彫りやすくやりやすいので、結構細かな書体になっても対応出来るとのこと。なお、使う用途によって大きさや形が決められているので、注文するときに確認しましょう。だいたい16mm〜18mmくらいが値段的にも手頃でよく出ているらしいですよ。実印に使うのも8mm〜25mmまでと決まっているので、まあこのくらいが妥当でしょうか。

文字は基本的に篆書(てんしょ)体という、あの独特のはんこの文字ですね。人によっては隷書体だったりとか、篆書体であっても、文字を縁につけるやつとかつけないやつとか、女性なら行書体を使う人もいてはりますねーとか、色々あるみたいです。ここらへんは私も知らない世界。きっと奥が深い分野なんでしょうね

納期は約1週間で仕上がります。その時に、ここだけしかもらえないものが付いてくるのです。





そう、ちゃんと「一級印章彫刻技能士」が作った証明書を頂けるのです。一級は実務経験が7年なければそもそも受けられない国家資格なので、持っている人もなかなかいない資格です。その人にしか発行出来ない証明書は一種のステータス。
これぞ職人技の証ですな!(印影は防犯上写しておりません。ネコのバッチで隠しております)


ここでご主人と色々とお話ししたのですが、印鑑に関してもこだわりがすごいんです。職人魂を感じました。

今はネットで安い実印を作ったりできますが、そもそもレベルが違うらしいのです。
ネットで作る印鑑は、最初から最後まで機械で彫るらしいのです。修正する場合以外はそれでおしまい。
しかし、三枝堂さんは、あるところまでは機械彫り(荒彫り)をするのですが、そのあとの仕上げはちゃんと手作業で彫ります。そのため、比較をすると雲泥の差が出るんだとか。ネットで作った安いはんこは、直線が直線でなかったり、文字の太さがまちまちだったり。細かなところは文字がつぶれていたりするそうです。
「私のところのは見てもらったらわかりますが、直線は綺麗にまっすぐで、文字の太さもきっちり整えてます。わかる人が見たらもう一発でどこで作ったんかわかりますわ。」と、ご主人。はっきり断言されました。
このご主人の発言の「わかる人」はとても重要です。
会社などで、契約書などで押された印影は、相手方も見ますよね。大体双方で重要書類は保管しますから。
そういう時に、印影を見て安いはんこを押したというのがわかれば、「こいつはそんな安いやつつこてんのか。」ということになって、相手方の信用や信頼が少し落ちるんですね。
特に、脱サラや起業しようと思われている方、こういうところでも「評価」を落とす場合もあるので、くれぐれもはんこ(特に会社の実印や銀行印)はコストを削減しないで、信頼されるはんこ屋さんに頼むのをオススメします。

最後に、はんこの押し方も教えていただきました。
「朱肉を付けたあと、はんこは紙にそっと置くような感じ。最初は力を入れないのが重要。そのあと、真上からまっすぐに押して、そのあとはんこを「の」の字を描くように押しつけて下さい。これが一番綺麗に押せる方法で、しかも、はんこも長持ちさせられます。」ですって。はんこを押す場合はこれを実践しましょう。

さて、私の実印もできたので、来週くらいに区役所に行って印鑑登録してきま〜す。